病気の人にかける言葉、お見舞いの言葉について

2022.9.12

患者と家族
どんな言葉をかけたらいいのかな。

入院や病気を打ち明けられた時、家族として、親しい友人としてどんな言葉をかけたらよいのかな…と悩むものです。

そこで、totokaでは病気を打ち明けたことがある皆様に『嬉しかった言葉』と『嫌だった言葉』についてアンケートを募集しました。

沢山のアンケート結果をもとに、
当店のアドバイザーでもあり、公認心理師の藤田典子さんにお話を伺いました。

公認心理師

【病気を打ち明けられた時、どんな言葉をかけたらいいの?】

病気の人にかける言葉

<good>———————————-
「何か力になれることはない?」や、「困った時にはいつでも声をかけてね」など“いつでも味方ですよ”というスタンスの言葉が良いでしょう。
また、本人から感情にまつわるワードが出てきたら、そこを拾ってあげると気持ちを受け止めてもらえたと感じて話しやすくなります。

-例-
「病気が発覚して手術になって、本当に辛かったよ。この先どうしようかと不安だった。」
→ 「うんうん、本当にそうだよね。手術になって辛かったと思うし、先のことを考えると不安になるのも当然だと思う。これから色々あると思うけれど、困った時には遠慮なく言ってね。」
など、相手が使う言葉を使ってあげることでしっくりきやすいので安心に繋がります。

病気の人にかけてはいけない言葉

<bad>——–病気の人にかけてはいけない言葉
これは人それぞれですが、よく事情を知らないのに「大丈夫」「怖いね」「大した事ないよ」などは禁物です。
また、話を途中で切り上げるような態度も相手を傷つけてしまう可能性が高いので注意しましょう。

病気の人にかけてはいけない言葉その他

<なるほど情報>———————————-
totokaのアンケートの結果から、次のような言葉も病気の人にかけてはいけない言葉になりますので十分に配慮しましょう。

「かわいそう」
余計に悲しくなった、毎回言われて辛かった と複数回答がありました。

「どのくらい進行しているの?」
家族以外の人に病状などを事細かに聞かれることは不快と回答した人多数。
また、家族に同じ病気の人がいるのか、例えば「がん家系なの?」なども聞くのはNGです。

「元気そうでよかった」
元気なわけがありません。見かけはそうでも心の中は違うことが多いのです。
時期や状況をよく見極めることが大切です。

「神様が耐えられる人にだけ与えた試練」
あなたはそれだけ強い人、病気は運命、というような意味合いですが人により逆効果になる可能性があるので注意が必要です。

【家族や友人はどんな風に接するのがいいの?】

病気の人への接し方

<good>———————————-
トトカのアンケート結果では、「いつも通りにしてほしい」が一番多い回答でした。
味方であり、応援しているという言葉と共に、いつものように変わりなく接しましょう。
ただし家族なら、してほしいことしてほしくないことをきちんと聞いておくのが良いと思います。(友人であればその親しさの度合いによります。)


病気の人へしてはいけないこと

<bad>———————————-
病気の人に対して腫れ物を触るような態度になる人がいますが、逆に気を遣わせるので気を付けましょう。
そして、その態度が深刻さを表現しているように感じたり、疎外感につながったりする可能性もありますので、いつも通りを心がけましょう。

病気の人とのコミュニケーション

<なるほど情報>———————————-
病気の人と家族(又は親しい人)というはっきりした中で、各々の役割を果たすという考え方もあります。これは対人関係療法といい、役割をはっきりさせることでコミュニケーションを取っていくやり方です。

・病気の人の役割は、治療に専念して怠らないこと
・家族(又は親しい人)はそれを支え協力すること

いずれにしても、遠慮せずにコミュニケーションを取らないと(相手のニーズ、自分のできることできないこと)ズレが生じてしまいます。
デリケートになっている相手を思えばこそ『遠慮しすぎて逃げる』という態度は逆効果になりますので気を付けましょう。

最近では直接会うというよりも、LINEやメールで伝えるケースも多いと思います。
送信する前に、相手の気持ちになり、よく確認することが大切です。

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